CMS構築
CMSを情報のゴミ箱にしないために
設計の自由度が高いスクラッチまたはミドルウェアプラットフォームを使用したCMS構築、MovableType™等を使用したブログやCMSのカスタマイズなど。
使う人のニーズを的確にくみ取り、余計な機能を排除し、CMSのあるべき姿を追求。ウェブサイトの更新業務の負担を極小化しサイトの情報価値を高めるCMS構築を行っています。
更新業務の負荷の極小化し、サイトの情報価値を高めるCMS
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)といっても、その内容は様々です。
ウェブサイトのニュース系コンテンツの更新システム、ブログ、製品カタログページの管理、ECサイト、ナレッジマネジメント、会員管理システム、業務管理システムなど多岐にわたるウェブシステムの構築に対応します。
CMSの構築目的は様々ですが、ひとつはウェブサイトの運営担当者の負担を減らすこと、そして、ストレスなく更新やデータの登録ができることにより、更新頻度を上げるとともにタイムリーな情報発信を行うことを通じてサイトの情報価値を高めることが多くの場合共通の課題であると言えます。
CMS設計のポイント
こういった共通の課題に対し、CMSの設計にあたっては、次のポイントを重視しています。
- 無用に多機能なものになることを避け、本来必要な機能に絞ったスペック出しを行う。
- 複数のコンテンツを管理する場合は管理画面のUIを可能な限り統一する。
- 管理画面の見た目の派手さや直接機能に影響しない「動き」は初期の設計段階では除外する。
- ユーザーの自由度をむやみに高くせず、ユーザーのリテラシーやセンスを問わず均質なアウトプットが得られる方向で設計する。
- 入力チェックやエラー処理などは単に「チェックする」という観点ではなく、「いかにヒューマンエラーを少なくするか」という観点から設計する。
- 長期使用に耐えられるよう、ミドルウエア、その他プログラム、ライブラリ、フレームワークは可能な限り最新のものを使用する。
- コストに見合った設計、将来の機能拡張を配慮して設計を行う。
これらのポイントは私たちのCMS構築の原則的な考え方ですが、もちろん、ケースバイケースでそのニーズに基づいた設計を行います。
多機能=よいCMSではない
多機能であることがCMSの価値であるとは限りません。限られた予算と開発期間の中で実現すべき要件をきちんと抽出して設計を行うことが重要です。「結局使わない」機能のために時間とコストが浪費されないためにも、設計時点で機能を盛り込みすぎないことが肝要です。
どのメニューも同じ流れ、操作感で使えること
ニュース更新、ダウンロードファイルの管理、FAQ管理、店舗情報管理、製品情報管理、バナー管理、ユーザーアカウント管理など、複合的な機能でサイトの管理を行うCMSの構築も稀ではありません。
これらの管理システムの使用感がまちまちだと、ユーザーが慣れるまでに時間がかかるばかりか、担当者交代時の引き継ぎが煩雑になってしまいます。
複数の管理システムが体系的で統一されたUI、操作感で提供されること。当たり前のことですが、初期段階での設計が悪いと、どうしても仕様のばらつきが出てしまいます。
設計時にはシステム全体の操作の流れを十分に考慮する必要があります。
Ajax、JS、それもいいけど、そんなにてんこ盛りにして本当に使いやすいの?
スクリプトによって入力補助や画面表示のコントロールを行うことは、入力ミスをはじめとするヒューマンエラーを防止するために非常に有効です。ただし、こういった機能も本来必要なものかどうか、導入による効果はどうなのかということをしっかりと評価する必要があります。
単なる見た目の楽しさやわかりやすさのみを提供する物は継続して使用していくと不要ないしは却って邪魔になる場合もあります。
イニシャルコストへの影響へも配慮し、シンプルな設計を行うことが大切です。
「GUIエディタを入れましょう!」・・・その結果・・・
ワープロ感覚でフォームの入力内容を成形できるGUIエディタは表現の自由度を高め、表組や画像挿入、文字装飾なども自由に行えるとても便利なものです。
一方、導入した結果、記事などを作成する担当者によりレイアウトがまちまちになってしまう、色使いやレイアウトがイメージと合わないものを作ってしまうなど、結果としてサイトのイメージを崩しかねません。この点、GUIエディタの導入は担当者のセンスやITリテラシーよって均質的なアウトプットが得にくいものになる可能性が高いと言えます。
また、データベースに登録される内容が多くのデザインに関連するマークアップの情報を含んでしまうという問題もあり、データの可搬性、システム移行時の互換性が下がってしまいます。
オッシーでは、このようなことが発生しにくい、Wikiなどで採用されているマークダウンによるテキスト成形エンジンをご提案しています。
その価格でどこまでできるか、本当にその機能を付けなくていいのか。
CMS構築の費用は求められる要件、仕様、デザイン、環境などの要因で決まります。しかし、開発のための予算は限られたものであるため、要件定義を行っても、予算内ですべての機能が実現できるとは限りません。
一方、予算の都合で採用しなかった機能がそのシステムの利便性や操作感に大きな影響を与えてしまうこともあります。
コストに応じたシステムの設計においては、ユーザー目線での要件定義が必要です。
オッシーが得意とするCMS
情報発信ツールとしてのCMS
企業サイト、ECサイト、イントラネットといった分野を問わず、定型的な情報発信をタイムリーに行うための情報発信ツールとしてのCMSを数多く手掛けています。
サイトの更新情報やお知らせのみでなく、製品、店舗など数多くあるページを管理画面で一元的に管理し、効率的な情報発信と正確でタイムリーな情報提供にお役立ていただいております。
構築したCMSの例
- 国内大手メーカーの社内情報共有システム(イントラネット)
- 公益財団法人の文献管理システム
- 飲食店チェーンの店舗情報管理システム
- 病院のオペ情報管理システム、当直日誌システムなど
- 病院のクリニカルパス発行システム
- 特殊法人のウェブサイト統合管理システム
- 不動産管理会社向けマンション向け居住者サービスシステム
- 印刷会社向け見積シミュレーター
- 住宅メーカー向けメルマガ連動型問い合わせ、見込み客管理システム
- その他多数
詳しくは「CMS・システムテンプレート開発実績」をご覧ください。
MovableType™をカスタマイズしたCMS、ビジネスブログ
MovableType™は日本では非常に普及しているブログツールであり、CMSプラットフォームでもあります。現行バージョンではブログのみでなくウェブサイト全体を管理するための機能も豊富で、よりCMSとしての利用を想定した構造になっています。
オッシーではブログやニュース系コンテンツの管理システムのみならず、サイト全体を管理するためのMovableType™を利用したCMSの構築を多数行ってきました。 MovableType™をCMSに利用するメリットとしては下記のようなポイントが挙げられます。
- 多彩な機能があるため、スクラッチでの開発に比べイニシャルコストを抑制することができる※
- 開発期間を短縮できる※
- すでにMovableType™を使用しているユーザーは操作に慣れている
- 導入済みのMovableType™を使用してシステムを追加できる
- 類似のシステムの追加が容易に行える
- 納入後にユーザー自らの手でカスタマイズを行うことができる
こういった理由から、システムの要件や予算に合わせMovableType™によるCMS構築をお勧めする場合があります。また、クライアントがMovableType™をCMSプラットフォームとして指定していることもあります。
MovableType™を使用して構築したCMSの例
- 国内大手ゼネコンの社内ニュース、情報共有システム(イントラネット)
- 楽器商社ブランドサイトのブログ、ニュース、販売店、FAQの管理システム
- 飲食店チェーンのニュース管理システム
- 国内大手食品メーカーの採用サイト管理システム
- セキュリティアプライアンスメーカーの製品サイトの統合コンテンツ管理システム
- NPO法人の統合サイト管理システム
- 財団法人の機関紙コンテンツ管理システム
- その他サイト管理システム、ニュース系コンテンツ管理システム多数
詳しくは「CMS・システムテンプレート開発実績」をご覧ください。
※仕様によってはスクラッチでの開発の方が安価に、早くできる場合もあります。
当社はMovable Type™を活用したビジネスブログ、CMSソリューションを提供している「Six Apart Pronet パートナー」です。
末永く、快適にご利用いただくために
構築したCMSを末永く快適にご利用いただくために、導入後の運用のご相談、保守契約によるシステムメンテナンスとコンテンツ運用等も行っております。ウェブサイト全体の保守と合わせてご依頼いただくことをお勧めしておりますが、必要に応じて柔軟に対応しています。 詳しくは「WEB保守・運用代行」をご覧ください。